○肌の衰えが気になる方
○キレイな肌を保つ秘訣を知りたい方
このような方に向けた記事です。
歳をとっても若々しくいたい…いくつになってもキレイでいたい…女性にとってはの永遠のテーマですよね!
しかし年齢を重ねると肌はどんどん衰えていくもの。
たるみやシミ・シワ、乾燥など…今まで感じていなかった悩みもどんどん増えてくるでしょう。
皆さんもそれぞれにいろんな美容法で衰えを防ごうとしていると思います。
いろいろな美容法の中で、コラーゲンやヒアルロン酸入りのスキンケア用品、
またはサプリメントを飲んでいるから大丈夫!と思っている方は、もしかしたら大きな勘違いをしているかもしれません!
この記事でお伝えしたいのは、体の外から摂取する・補う美容法だけで満足していてはいけないということです。
飲むだけ・塗るだけになっていませんか?
○コラーゲンって何?どこにある?
○肌のためには真皮層を守ることが大事!
では解説していきましょう!
このコラムの目次
1【コラーゲンの効果①】コラーゲンを摂取したら肌のコラーゲンが増える?
ではコラーゲンを例に挙げ、解説していきたいと思います。
1−1コラーゲン鍋では効果がない?
もし皆さんが「食べたコラーゲンがそのまま吸収されて肌に良い効果をもたらす」と思っているならそれは大間違い。
例えば、夜にコラーゲン鍋を食べたから翌朝肌がプルプルになるというのは少し違うんです。
それは、コラーゲンが体内で消化される過程に理由があります。
コラーゲンはタンパク質の一種で、炭水化物・脂質と共に三大栄養素と呼ばれ人間の体には必要不可欠なものです。
そのコラーゲンが私たちの口から入ると、吸収させるためにより小さい分子構造のアミノ酸に分解されて、
体内のいろんな場所に使われます。
先ほどのコラーゲン鍋の例でいうと、
鍋を食べて摂取したコラーゲンは体内でアミノ酸に分解され、
肌だけでなく筋肉や血管やその他いろんな組織に使われるのです。
つまり、食べたものが肌の為に働くとは限らないということ。
「夜コラーゲン鍋を食べたから翌朝肌がプルプルになる」は勘違いと言えます。
肌が良くなったのはコラーゲンの効果というよりも、単に肌の水分量が増えたことでの理由が大きいでしょう。
サプリを飲んだとしてもこれは同じです。普通に食品から摂取するよりは吸収は早いかもしれませんが、
それが肌のために使われるかどうかは分からないですよね。
1−2コラーゲン摂取は効果がない…わけではない
内容が重なりますが、コラーゲンは体内でアミノ酸に分解され、色々な組織の構成に使われます。
もちろん色々な組織の中には肌も含まれていますので、全く効果がないというわけではないということです。
「摂取したコラーゲンがそのまま肌に使われる」という認識が間違いであるということを覚えておきましょう。
また近年ではコラーゲンペプチドといってアミノ酸よりもすこし分子構造が大きな状態でも
体内に吸収されることが分かりました。食品やサプリからのコラーゲン摂取も物によっては肌にとって良い効果
が出やすくなってきているようです。
2【コラーゲンの効果②】コラーゲン美容液でコラーゲンを補える?
食べ物やサプリなどでコラーゲンを取る以外に、
美容液などのスキンケア用品で補うという方法がありますね。ではその効果はどんなものでしょうか。
2−1コラーゲンが肌に与える効果
そもそもコラーゲンがどんな働きをするかというと、肌そのものの形を保つ働き、
簡単に言えばハリと弾力を与え、たるみやシワを防ぐ効果があります。
たるみやシワの悩みは多くの女性が抱えていますよね。
年齢を重ねた肌には欠かせないものというわけです。
ちなみにコラーゲンを始めとする肌を作る生体成分は、もともと人が体内に持っているもの。
それが加齢によってどんどん減少してしまうことで老化していきます。
だからこそ、多くの女性が美容液などでコラーゲンを補おうとするんですね、しかしそこにも大きな落とし穴が…。
2−2コラーゲン美容が効果がないと言われる理由!コラーゲンは肌のどこにある?
では、コラーゲンは肌のどこにあるかというと真皮層という肌の奥深いところにあります。
真皮層は肌の細胞が新しく作り出される場所。
そこにコラーゲンを始めとした生体成分(肌の細胞を作る成分)が多くあることで
良い細胞を生み出すことができるのです。
つまり、コラーゲンがこの真皮層に届かなければその効果を十分に発揮しないのです。
そこで落とし穴になるのが肌のバリア機能。お風呂に入っても、
私たちの体の中にお湯が吸収されることはありません。
このように人の体は水分を吸収しないようにバリア機能というもので守られています。
コラーゲンが存在する場所は真皮層と呼ばれる肌の奥深い部分ということを説明しましたが、
ということはコラーゲン入りの美容液を塗ったところで、
コラーゲンがなくてはならない真皮層には届かないということになります。
美顔器などの美容器具は、液体である美容液や化粧水のコラーゲンを真皮層に届けるためにあると思ってください。
2−3コラーゲンを塗るのも効果がないわけではない
「コラーゲン入りのスキンケア用品を使えば肌の中のコラーゲンが増える」というのが間違った認識ですので、
使ったところでコラーゲンの本来の役割であるハリと弾力を与えるという効果を望むのは難しいでしょう。
ですがスキンケアなんて意味ないじゃん!とは決して思わないでください。
美容液や化粧水・乳液などで肌表面の潤いを保つのは肌の老化を防ぐ上でとても重要なポイントです。
日頃のスキンケアでしっかり汚れを落とし、肌表面の潤いを保つのは肌の老化を防ぐ基本中の基本になります。
3私たちにできることは真皮層を守ること!
ここまでコラーゲンを摂取する・塗るスキンケアの効果について書いてきました。
どちらも「効果がないとは言えない」くらいのなんだか頼りないものでしたが、
では他にできることはなんなのでしょうか?
3−1コラーゲン以外の生体成分
まず真皮層がいかに大切か説明しましょう。真皮層にコラーゲンがあると言いましたが、
新しい肌(の細胞)が生まれる場所が真皮層なんです。
つまり、そこをより良い状態にすることこそが、美肌作りには欠かせないことと言えます。
真皮層にある、肌を作っている生体成分はコラーゲンだけではありません。
有名なのはヒアルロン酸で、コラーゲンがハリと弾力を与える効果があるのに対し、
ヒアルロン酸は肌の潤いを保つ効果があります。
そして近年になって注目されているのがプロテオグリカン。
これは、ヒアルロン酸と同様の潤いを保つ効果だけでなく、
新しい細胞を作り出す効果(EGF様作用)もあります。
つまり真皮層にこれらの生体成分があることで
ハリと弾力・潤いのある新しい肌の細胞が作られるということです。
年齢と共に減少していくこれらの生体成分ですが、減少の原因を加齢のせいにしてはいけません!
3−2ターンオーバーを活性化!
この真皮層を守るには、紫外線によるダメージを日焼け止めなどで防ぐこと、そして肌の代謝を保つことが大切です。
肌の代謝とは古いものから新しいものに生まれ変わるサイクルのことで、
これをターンオーバーと言います。
20代前半くらいまでは約28日周期で生まれ変わると言われていますが、
それが加齢によってどんどん遅くなってしまうのです。
コラーゲンを口から摂取するにしても肌に直接塗るにしても
「効果がないとは言えない」程度の働きしかしないということは、
私たちにできるのはこのターンオーバーを正常に保つということ!
加齢によってターンオーバーの周期が遅くなるのはある程度仕方ないとして、
運動不足・不規則な生活・暴飲暴食なども周期を遅らせてしまう原因になります。
このように加齢以外にも様々なことが原因で真皮層がダメージを受け、肌の代謝は衰えていきます。
加齢だけのせいにせず、日焼け止めなどで紫外線のダメージを極力防ぎ、
運動習慣・規則正しい生活・バランスの良い食事などに気をつけることで、
若々しい肌・キレイな肌を保つことにつながります。
4コラーゲンは効果がない?今からやるべき肌の老化予防【まとめ】
世の中には飲むスキンケア・塗るスキンケア、今回例に挙げたコラーゲンに限らずたくさんの商品があります。
いずれにしても、それだけやっていれば効果が出るということはありません。
むしろ、人間の本来持っている肌の力を衰えさせないことこそが大切なのではないでしょうか。
お金をかけていろんな商品に手を出すことよりも、生活習慣を見直せばいつまでも若々しくキレイでいる為に
できることはたくさんあるはずです。
この記事を書いたコーチ
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