今回のテーマはランニングによって得られる効果についてです。ランニングは誰かに教わることなく気軽に始める事ができる運動として人気が出ていますね!ランニング(マラソン)人口も年々増えています。
そんな私も2019年に初めてフルマラソンに挑戦しマラソンの楽しさを知った反面、厳しさも思い知りました…ランニングやマラソンはしばらく運動から離れていたとしても、気軽に始める事ができ、かなりオススメです。
おまけに多くの効果を期待できるのでその効果を知っていただいた上でぜひ、効果的に取り組んでいただきたいと思います。
このコラムの目次
◯ランニング・マラソン・ジョギングなにが違うの?
ランニングとマラソンとジョギング。どれも走る事なのになぜ呼び方が違うのでしょうか。
まずランニングとは?というところからですが、ランニングは英語にすると「RUN+ING」。そもそも走る事を表しています。
英語でいうランニングは走る事全般を表すようですが、日本の場合には一般的に運動目的で走る場合にはランニングと呼ぶ場合が多いです。
マラソンは、陸上競技ですね!ウルトラマラソン・フルマラソン・ハーフマラソンにとどまらず、最近ではクウォーターマラソンの大会も開催されていますね。以前までマラソンは、テレビで見るものという印象が強かったですが…徐々に一般ランナーが走れる環境が作られてきているおかげで、マラソンに挑戦しやすくなりマラソンは見るだけでなく、自分でも挑戦するスポーツになったという方も多いと思
います。
それでは、ジョギングは?というと、一般的にゆっくりとした速度で走ることに限定してジョギングと呼んでいるようです。目安としては、誰かと楽に会話ができるくらいのペースです。比較的ハードルは低く有酸素運動ですので、ダイエットや運動不足解消、スポーツ時のウォーミングアップなどを目的とする場合におこないます。
今回ご紹介するテーマは「ランニング」ですので、運動目的であることを前提にしてお伝えしていきたいと思います。
◯ランニングの効果
ランニングの効果として期待できることをご紹介します。
1ランニングに取り組めば、健康的な体の土台を作れる
【効果:運動不足解消・心肺機能の向上・基礎代謝の向上・免疫力UP】
現在、運動不足に悩む方は急増しています。忙しさが理由で運動から遠のいてしまった方やそもそも運動が苦手という方もいらっしゃいますが、準備する道具はスニーカーだけ。時間の制約もないので気軽に始められます。運動不足でお悩みの方はどんなに短い時間でも良いので、とにかく走ってみましょう。その先に得られるのが、心肺機能の向上・基礎代謝の向上・免疫力の向上です。短い時間でもランニングを続けることによって、心臓に適度な負荷をかける事ができ心肺機能が向上します。
次に基礎代謝ですが、基礎代謝というのは呼吸をしたり心臓を動かしたり体温を適温に保つなど、生きていくために最低限必要な消費エネルギーのことを表します。基礎代謝が減少していくと、肥満・生活習慣病のリスクUPなどに繋がっていきます。基礎代謝は10代の半ばから後半がピークと言われており、その後は年齢と共に徐々に低下していきます。
年齢による基礎代謝の低下をカバーするためには筋肉をつけて、活動時のエネルギー消費量を増やす事が重要です。基礎代謝が上下する事によって体温も上下しており、体温が1度下がると免疫力は30%下がり体温が1度上がれば免疫力は5倍にもなると言われています。健康的な体の土台を作るためには免疫力を上げて、病気負けない体を作る事が必須ではないでしょうか!
2ランニングに取り組めば、生活の質が変わる!
【効果:脳の活性化・ストレス発散・疲れにくい体作り・体の不調の改善】
ランニングの効果は脳にもあらわれます!!
筋肉を動かす事が脳の活性化につながります。ランニングの場合は大きな筋肉が集中している下半身を主に使う点もオススメポイント。それが脳への刺激となり思考力・決断力・発想力・集中力をつかさどる前頭葉と、記憶力をつかさどる海馬を鍛えることにつながります。
朝にランニングをおこなえば、仕事の効率もUPですね!現代社会はストレスが付き物。どうにかしてこのストレスも解消したいですね。
ランニングといえば一定のリズムで行われるスポーツですが、そんな適度な負荷が体にかけられた時に分泌されるのが「セロトニン」。憂鬱な気持ちなどを解消して前向きな気持ちにさせてくれる効果を期待できます。精神的に疲れてしまったと感じる時には、外の空気を吸いつつランニングをおこなうと気分のリフレッシュができるでしょう。
しかし、「そもそも体が疲れているのにランニングをおこなうなんて」という声が聞こえてきそうです。確かに体が疲れている状態でランニングをおこなうと考えただけで気が遠くなる方が多いと思います。まずは休日のみで大丈夫です。少しずつランニングを習慣に
していく事で持久力が付き、徐々に疲れにくい体が手に入ります。ランニングを取り入れる事で生活にハリが出て仕事効率が上がり、心身ともに健康でいる事ができれば嬉しいのでは?!
3ランニングに取り組めば、理想の体が手に入る!
【効果:脂肪が燃焼しやすくなる・むくみや冷えの解消・美肌効果】
理想の体を手に入れるために、雑誌やテレビで紹介されていたことを信じて色々試してきたけどなかなか効果が出なかったり、長く続かなかったという方を多く見てきました。効果の1つ目の項目でもご紹介しましたが、ランニングを継続して筋力がアップすることにより基礎代謝が向上します。基礎代謝の向上による効果は健康な体の土台作りだけでなく、脂肪を燃焼しやすい体に変わっていくこと。女性に嬉しい効果はこれだけではありません。
筋力UPにより血流がよくなり、体全体に血液が巡り冷え性やむくみの解消に最適だということです。他にも血流改善によって肌の再生が活性化される他、汗をかく事で水分代謝がよくなり毛穴のつまりの解消も期待できます。
ぜひ、女性のお悩みにやさしく寄り添ってくれるランニングに、少しずつ挑戦してみてくださいね。
◯ランニングで気をつけたいこと。
気軽に始める事ができるランニングについて、沢山の嬉しい効果をご紹介してきました。最後に少しだけ気をつけたいポイントをお伝えします。それは、故障に注意していただきたいということです。スポーツクラブなどの施設でのランニングを除いては、道(アスファルト)を走る方が多いのではないかと思います。アスファルトは走りやすいのですが、一歩一歩で体にかかる衝撃は大きく蓄積されるにしたがって、膝や腰への負担が増していきます。
せっかくランニングを継続しているのに、痛いところを抱えてしまっては走ることができなくなってしまいます。走った距離がどんなに短くてもクールダウンやストレッチはしっかりとおこないましょう。少しでも走る負担を軽減するためには、公園の芝生など適度に柔らかいところがあればそちらを利用することをオススメします!
◯ランニングは継続してこそ効果が分かる!
今回はジョギングではなく、スポーツとしてランニングを取り入れてみた場合に得られる効果をご紹介しました。有酸素運動の効果を期待しておこなうジョギングではなく、筋力をつけることによって体がどのように日常生活や体調に良い効果をもたらすのかをお伝えしていきました。
沢山の効果を知って、今にも走りたくなったのではないでしょうか。ランニングの頻度としては、まずは走ってみることから…そして週に1回、2回と少しづつ生活の中にランニングを取り入れてみてください。ランニングにかける時間は、まずは5分間でもOKです。少しずつ走る時間や距離を増やして体力の向上を感じ楽しみながらおこないましょう!
ランニングは数日続けるだけでも体が軽かったり、ふとした時に調子が良い気がしたり…効果を感じることができます。さらに継続していくことで先ほどご紹介した効果を得ることにつながります。ぜひ、趣味はランニングと言えるくらいに継続してみましょう!!
この記事を書いたコーチ
垣内 友里恵
この記事を書いたコーチがいる施設
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